2015年07月31日15:46
帰ってきた「もくあさ」#1 お母さんから聞くきょうだいの話~報告≫
カテゴリー │イベント
アルス・ノヴァのおしゃべり会「もくあさ」。
今年度は木曜の朝ではなく、水曜の朝開催になりました。まぎらわしいけれど、それでも変わらず、いつもの「もくあさ」です!よろしくお願いします。
今年度初回のゲストは、大石孝子さん、尾形美登利さん、高橋久美子さん。ともに20代の息子さんや娘さんがアルス・ノヴァに通っています。
まずは、ほかの兄弟の様子や変化について、また大変な時期にどう乗り越えたか、話していただきました。
尾形さんのところでは、お姉ちゃんは年が離れていたので、結構面倒をみてくれたが、逆にお兄ちゃんは受け入れられなかったようで、未だに距離があるとのことでした。お父さんも子供に接するということがなかったので、逃げ腰だったが、最近は協力してくれているようです。周りの方も話をすれば協力してくれることが多かったということでした。
大石さんんのところでは、妹さんが7歳離れているため、自然と受け入れていたように思うが、弟さんは、兄弟として関わることがあまりなかったとか。しかし、今は、どちらも大学に行ったり外に出るようになってからは、多少家族と一緒にいる時間が増えたようです。大変な時期は、ショートステイを利用して何とか乗り切って今に至るという感じ。
高橋さんさんは、妹に我慢させる生活をさせてきた、嫌な思いをさせてきたんじゃないかと思っていたそうです。しかし、大学生になった今は、姉妹として色んな人に姉のように障害のある人のことを知ってもらいたいというふうに変わってきて、障害を知ってもらうための活動をしているお母さんを助けるようになったとか。大変だったけど、いろんなことに立ち向かう力はついたように思うとのこと。
周りの方もすごく理解があって助けてくれた。恵まれていたと思うとおっしゃってました。
参加者のみなさんからもいくつかの質問がでました。
「兄弟に障害者がいても、結婚までこぎつけられるだろうか?」
結婚については、「秘密にしないで前もって相手にちゃんと伝える」「理解してもらえる相手を選ぶ」等の意見や、実際に相手方も本人も受け入れてくれたというお話が聞けました。
「本人が思春期を迎える時、兄妹関係はどうなるか心配」
思春期の問題は、難しいようで、ある程度の年齢になったら、部屋を分けるという方や、まだ、そういう時期が来るはずなのに、逆にきていないので不安だという声も聞かれました。
そして「親が死んだ後についての考え」も。
尾形さんのところでは、現時点では考えていないとのこと。大石さんや高橋さんは、何かあったときは、施設に入所させるという考えをお持ちでした。
最後に、今は制度が充実してきているし、本当に困るということは、ない。障害のある家族(兄弟)が、背負うということではなく、自分の人生を普通に近い感覚で歩んでいってほしいという話になりました。
各家庭によって置かれている状況も問題も様々です。しかし、3名のお母さん方のお話を糧に、みなさん前に向かって進んで行こうとしている姿が印象に残りました。改めて家族の大切さを感じられる時間でした。
ご参加いただいた皆様、お忙しい中、本当にありがとうごさいました。
次回は夏休み企画「きょうだいから聞くきょうだいの話」。夏休み中の兄弟たちが集まって話をしてくれます。
日時:2015年8月19日(水)10:30~12:00(弁当持参可)
場所:のヴぁ公民館
参加費:500円
お申込み・お問い合わせ:アルス・ノヴァ 053-440-3176 lets-arsnova@nifty.com
今年度は木曜の朝ではなく、水曜の朝開催になりました。まぎらわしいけれど、それでも変わらず、いつもの「もくあさ」です!よろしくお願いします。
今年度初回のゲストは、大石孝子さん、尾形美登利さん、高橋久美子さん。ともに20代の息子さんや娘さんがアルス・ノヴァに通っています。
まずは、ほかの兄弟の様子や変化について、また大変な時期にどう乗り越えたか、話していただきました。
尾形さんのところでは、お姉ちゃんは年が離れていたので、結構面倒をみてくれたが、逆にお兄ちゃんは受け入れられなかったようで、未だに距離があるとのことでした。お父さんも子供に接するということがなかったので、逃げ腰だったが、最近は協力してくれているようです。周りの方も話をすれば協力してくれることが多かったということでした。
大石さんんのところでは、妹さんが7歳離れているため、自然と受け入れていたように思うが、弟さんは、兄弟として関わることがあまりなかったとか。しかし、今は、どちらも大学に行ったり外に出るようになってからは、多少家族と一緒にいる時間が増えたようです。大変な時期は、ショートステイを利用して何とか乗り切って今に至るという感じ。
高橋さんさんは、妹に我慢させる生活をさせてきた、嫌な思いをさせてきたんじゃないかと思っていたそうです。しかし、大学生になった今は、姉妹として色んな人に姉のように障害のある人のことを知ってもらいたいというふうに変わってきて、障害を知ってもらうための活動をしているお母さんを助けるようになったとか。大変だったけど、いろんなことに立ち向かう力はついたように思うとのこと。
周りの方もすごく理解があって助けてくれた。恵まれていたと思うとおっしゃってました。
参加者のみなさんからもいくつかの質問がでました。
「兄弟に障害者がいても、結婚までこぎつけられるだろうか?」
結婚については、「秘密にしないで前もって相手にちゃんと伝える」「理解してもらえる相手を選ぶ」等の意見や、実際に相手方も本人も受け入れてくれたというお話が聞けました。
「本人が思春期を迎える時、兄妹関係はどうなるか心配」
思春期の問題は、難しいようで、ある程度の年齢になったら、部屋を分けるという方や、まだ、そういう時期が来るはずなのに、逆にきていないので不安だという声も聞かれました。
そして「親が死んだ後についての考え」も。
尾形さんのところでは、現時点では考えていないとのこと。大石さんや高橋さんは、何かあったときは、施設に入所させるという考えをお持ちでした。
最後に、今は制度が充実してきているし、本当に困るということは、ない。障害のある家族(兄弟)が、背負うということではなく、自分の人生を普通に近い感覚で歩んでいってほしいという話になりました。
各家庭によって置かれている状況も問題も様々です。しかし、3名のお母さん方のお話を糧に、みなさん前に向かって進んで行こうとしている姿が印象に残りました。改めて家族の大切さを感じられる時間でした。
ご参加いただいた皆様、お忙しい中、本当にありがとうごさいました。
次回は夏休み企画「きょうだいから聞くきょうだいの話」。夏休み中の兄弟たちが集まって話をしてくれます。
日時:2015年8月19日(水)10:30~12:00(弁当持参可)
場所:のヴぁ公民館
参加費:500円
お申込み・お問い合わせ:アルス・ノヴァ 053-440-3176 lets-arsnova@nifty.com
宮澤